補助人工心臓体験記

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「一家の長として情けない。」VAD手術後に書き留めていた日記

「一家の長として情けない。」VAD手術後に書き留めていた日記

今日はマウスが壊れた、破壊したのではなく壊れたのだ。

ハードパンチャーなのでキーボードもよく壊れる。

私にとってマウスとキーボードは消耗品扱いです、どうせ壊れるからという理由で激安品しか買わなくなってきています。

そして久しぶりに日記を開いたので回想シリーズをお届けします。
VAD装着から3ヶ月後くらいの日記です。

この記事は2016年3月3日(VAD装着385日目)のリライト記事です

当時の日記帳より

個人名などは伏せますが、誤字脱字も含め出来る限りありのままを記載しています。中途半端に終わっていることも多いですが、それがその時の心情だったのでそのままにします。


2015年5月22日(金) 晴れ

今日は久しぶりに体調がいい。
ただ、短時間で色々とスケジュールを組まされたので少々疲れた。
しかし、それでも身体が軽く感じるのはやはり調子が良いのであろう。

リハビリに○○○がついてきて、○○先生に「VADを入れて姿勢が変わった」と言った。
俺だって背筋を伸ばしたい。
でも今はそれが出来ない。
やれないのではない、怖くて出来ないのだ。
傷が開くかもしれないという恐怖と鈍い痛みによって自然に猫背となってしまう。
猫背を解こうと思ってもなかなか自分に勝てない。

夕方になり病院事務から傷病手当申請用の診断書が届けられた。
書類へ目を通し、「自分は大変なことになってしまったんだ。」と改めて感じた。
「現時点では労務不能である。」との記載があり、自然と涙が出てきた。

一家の長として情けない。

絶対に復職してやる。
そして移植まで持ちこたえ、先の未来を生きてやる。
自分のために、家族のために。

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。

僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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