補助人工心臓体験記

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友あり 遠方より来たる

友あり 遠方より来たる

何年ぶりかな・・

 遠い遠い地から学生時代の友達が会いに来てくれました。「仕事のついでだよ。」と言ってくれているのですが、この地に来る日が決まった時から私のこと思い出し、心配な私に真っ先に声をかけてくれました。本当に嬉しくありがたいです。

なんて話そうか・・

 自分がVADをつけることになった時、友達に言い出すことがなかなかできませんでした。「人工補助心臓を付けたよ」「移植を待つことになったよ」その言葉が親しい人にはなぜか言いづらかったのです。(実は今でもそうなんですけどね。)職場にはわりとすんなりと言えたのに・・・変なもんです。
 しかし色々と変わるものなんですね。時の流れはお互いになかなか厳しいなと思わずにはいられません(笑)。だけど体のことを話題にするのはやっぱり気を使います。

会えてよかった

 VADをつけてから、初めてお互いの姿をみる時が来ました。今の私のこの姿には引かれてしまうかな・・そんなことを考え、友達に会うのに緊張してしまいました。でも久しぶりに会う友の姿を見てとても嬉しくホっとしました。ホントは握手をしたいのですが今は我慢です。
 演奏の仕事を生活の生業にしてる彼は今年は本当につらい年だったようです。どうしようかと本当に悩んだと言っていました。
 生きることを続けていくと、どうしても苦しく辛い日々に出会ってしまいます。それは、お互い様なのかなと思わずにいられませんでした。

また会う日まで

 飲んだり、食べたりしながら心ゆくまで話をしたいのですが、食べる物・飲む物にも制限がつく私です。さらに、このご時世です。今晩これ以上はセーブをせざるを得ません。後ろ髪を惹かれる思いでお別れしました。
 今は病院から2時間圏内の移動に制限されている私。友が住む街へ今は行くことはできませんが、治療がひと段落した時には必ず行きたい場所になっています。そして、友がステージで演奏する姿をこの目にしっかりと焼き付けたいと願っています。

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