補助人工心臓体験記

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外来に来たついでに、入院してしまいました。

外来に来たついでに、入院してしまいました。

2020年11月にいつも通り外来に来たのですが、血液検査、レントゲンを撮って診察室前の待合スペースで待ってると、看護師さんが近づいてこられて、

「入院です」

と告げられました。

外来2日前

ちょっと疲れたのかなと、いつもと違う感じにはなりましたが、まあ、よくあることなので、無理せず、普段通りに過ごしてました。

外来前日

家の食材もなくなってきたの、近くのショッピングセンターへ買い物に出かけました。

食材を買う前に、ショッピングセンター内を歩くのが常でした。

その日は、まったく歩けなくて、ベンチや椅子があると休んでばかりいました。いつもとは、どうも様子が違うようですが、VADの流量が減ってるから明日の外来で調整してもらえればいいかと思ってました。

早々に、散歩を切り上げて食材等の買い物を済ませて車に乗り込みますが、途中、介助者が不安に思ったのか腕をつかんで補助することもありりました。

外来当日

朝起きて、調子の悪さから、寝ていたいとも思いまいたが、調子が悪いからこそ外来に行こうと車に乗り込みます。

車の中で、ぼーっとはしてますが、気分が悪いという感じはありません。

病院について車から降りるとき、歩ける自信がどっかにいってました。

介助してもらって、病院の椅子に座り、落ち着くのを待ってました。

まず、検査室に行かなければなりません。

「歩ける?」との介助者の言葉に即座に

「自信ない」

車いすで、1階から2階の検査室に連れてってもらいます。

まず、採血を済ませて、次は、1階のレントゲン室です。

車いすで移動して、撮影をして、3階の外来受付に移動です。

普段は、なんなく歩けるのが、まったく歩けなくなってました。

そして、外来で受付を済ませて、待合スペースで待ってると、VAD点検に呼ばれました。今日は、定期的な試験をする予定でしたけど、体調が悪そうなので、点検のみになりました。

すぐに終わって、待合スペースで待ってると、しばらくて、看護師さんが近づいてきて

「入院です」

と告げられました。

わー、最悪やという思い以上に、帰るよりそれが一番いいと思いました。どんどん体調が悪化してることに気付いてました。

それと、介助者を自由にしてあげれるから、一石二鳥やんとも、ほぼ物事を考えられなくなってきている頭をよぎりました。

私は、それから、約1か月の入院になるとは、そのときは想像できてませんでした。

自由にできたと思った介助者が、入院グッズの運び込みで、腰を痛めて寝込むことになるとは思ってもみませんでした。

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