補助人工心臓体験記

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「自分が嫌になった」VAD手術後に書き留めていた日記

「自分が嫌になった」VAD手術後に書き留めていた日記

気が向いたのでVAD手術後に書き留めていた日記を放出します。

個人名などは伏せていますが、誤字脱字を含め出来る限りありのままを掲載しています。

中途半端に終わっていることも多い日記ですが、それがその時の心情だったのでそのまま掲載します。

この記事は2016年2月8日(VAD装着361日目)のリライト記事です

当時の日記帳より

2015年5月16日(土) 雨

昨晩は一昔前に流行った曲を三時間くらい聴いていた。
歌詞というものは実によく出来ている。
まるで「自分のことを指しているのでは?」と感じる曲がいくつもある。

4月初旬に脳出血を起こした時には身体、精神共に参った。
頭痛、目眩、吐気、視野欠損、ICUにいるという事実も辛かったが、それよりも今後起こりえるリスクが頭から離れず涙が止まらなかった。

脳出血を止めるためにはしばらく抗血液凝固剤の利用をやめる必要があり、今度は血栓による梗塞のリスクが高まることはこれまでの経験より理解していた。
これまでの人生が頭を巡り、人生の終わりの始まりに思えた。

しばらくは寝たらそのまま屍のようになってしまい「二度と目覚めることが無いのでは」という恐怖で寝ることができず、色々なことを考えてしまった。
考えることは大抵悪化した場合のことであり、答えのない疑問を投げかけては考えることを永遠と思えるほど繰り返していた。
症状が落ち着くまではポジティブな考えはできなかった。
特に○○○・○○・○○に対して申し訳ない想いばかりで辛かった。
自分が嫌になった。
時間がありすぎるのも辛かった。

今日の体重は?

昨日より+0.3kg、基点より-0.6kgでした。

まぁ、こんなもんだろうな…

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。

僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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