補助人工心臓体験記

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「ジジイ化」「ババア化?」していませんか?

「ジジイ化」「ババア化?」していませんか?

おはようございます、今日は寒くて早起きしてしまったイシイサトルです。
昨晩は井戸バド会議で色々な方とお話して過ごしていたのですが、その中でVAD手術後の病室で見た朝ドラについて話す場面がありました。

VAD装着から2208日目

朝テレビ小説「マッサン」

私がVAD手術後の病室で見ていた朝ドラはニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝夫妻をモデルとした「マッサン」です。

ウイスキーがつくりたいのに、つくれない“夢に生きる不器用な日本男児”マッサンと、日本人になろうとするが、なれない“大阪弁を話す気品あふれるスコットランド人の妻”エリー。デコボコ夫婦が織りなす、大いに笑って、大いに泣ける“夫婦の人情喜劇”。異国からやってきたエリーのまなざしが厳しい時代を生き抜いた“日本人の底力”を描き出し、日本の朝に“笑いと涙と夢と元気”を届ける。

引用:NHKオンデマンド マッサン 番組内容より

最後にエリーが床に臥すシーン、これが私にとってはものすごく堪えました。
それはエリーに共感したのではなく、エリーを支えるマッサンの状況が堪えたのです。「自分も周りにそんな思いをさせているのだろう」と…
そんな涙全開のシーンでまさかの朝食配膳、すごく見られたくない状況を見られてしまった。

その頃の私はお気に入りの楽曲に聞き浸っていました。なぜか今までとは異なる歌詞の解釈をしていたんですよね。きっと、自分の置かれた状況が影響していたんでしょうね。夜な夜な音楽の世界に浸って涙を流していたものです、けれども泣くにも時と場所を選ばないといけないんです。私にとってそれは今も昔も夜中なんです。

美空ひばり「川の流れのように」

先日はラジオ番組で美空ひばりの「川の流れのように」が流れていました。

雨に降られて
ぬかるんだ道でも
いつかは また
晴れる日が来るから

美空ひばり「川の流れのように」の一節より

気がついたら歌詞に自分を重ねていました。この歌はなんでこんなにも私の心を揺さぶるのでしょうか?他のVAD患者さんも同じようなことをおっしゃいていました、闘病を通じて「感受性が豊かになったのでは?」と言う話もありました。

ジジイ化?歌詞が頭の中に入ってこない

最近の流行歌を聞いても歌詞が頭の中に入ってこないんですよね。複雑な歌詞やスピーディーな歌い方も影響しているのでしょうが、歌詞が分からないからあまり楽しめないんです。だから私は流行歌を聞かなくなったんです…

私は米津玄師の「パプリカ」くらいが丁度いいです。
みなさんは「ジジイ化」「ババア化」していませんか?

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。
僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。(訪れました)
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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