昨日の午後、シャワーを浴びようと刺入部の保護材(オプサイトOP)を剥がそうとしたら赤黒い血が透けて見えていました。痛くないけど、これは「ヤバいやつなのかな・・・」と少しドキドキしながら保護材を剥がしてみました。
この記事は2015年8月13日(VAD装着182日目)のリライト記事です
刺入部のトラブルはVAD専門家に相談する
刺入部からの出血は既に治まっていました。
しかし、異変があったら病院のVAD専用PHSへ相談するように言われていたので、私はすぐに電話しました。
刺入部をアップにした写真、ドライブラインの固定状況が分かるよう上半身が映った写真を送ってくださいとの指示があり、さっそく妻にスマホを渡して撮ってもらいました。
まだまだVAD生活の経験値が乏しく、自己判断できるものは最低限のことしかありません。
人に知られたくないようなネガティブなことも含め、分からないことは専門家へ相談する。長いVAD生活を乗り切るためにはそれが重要なことなのかも知れませんね。
患者として刺入部から出血した原因を推測する
刺入部の状態が悪化する理由の一つとして、ドライブラインを固定する位置や角度が不適切ということがあります。
エヴァハートのドライブラインは人差し指程の太さがあり、その太さゆえに硬さ(曲がりにくさ)があるように感じます。
頼もしい太さと硬さを兼ね備えたドライブラインは一度固定されれば揺れ動くことが少なくなり、正しい位置で固定されていれば問題ありません。
一方で、不適切な位置で固定してしまうと、刺入部に負担がかかり状態を悪化させてしまうことがあるそうです。
そのような状況もあり、固定アタッチメントを交換するときは位置決めにものすごく神経を使います。
その「適切な位置」というところを日々の消毒処置や通院時に探っているのです。
今回の件で、患者、看護師、医師との連携プレーが大切なことを改めて実感しました。
「今回は何がいけなかったのか?」
ここ数日の生活を振り返ってみたら、出血した原因が判明しました。
何がいけなかったのか?
ここ数日の生活を振り返ってみたら、出血した原因が判明しました。
ここ数日間、固定アタッチメントを交換していなかったこともあり当初は「固定位置は変えていないのに何でだろう?」と不思議に思っていました。
しかし、消毒時の細かい場面を思い出してみると、原因らしきものが見えてきました。
刺入部へドライブラインが食い込みすぎているような感じがあったので、消毒時にドライブラインの固定長が短くなるよう1cmくらい引っ張って固定していました。
写真を確認した看護師からも「引っ張りすぎているようだから、少し押し気味で固定して様子をみてください」との指示がありました。
正直、余計なことをしたな~と反省です。
今回のトラブルでの気付き
今回のトラブル発生要因の一つには患者としての経験不足があるのでしょう。
「ドライブラインの固定位置は上3cm、横6cm」というような画一的なものあればいいのですが、VAD患者の体系は一人一人異なります。
健常者を含め、それらは日々のなかで増減することもあるでしょう。
寝るときは布団、ベッド?日中の生活スペースは和室、洋室?患者のライフスタイルによっても「適切な固定位置」が変わってくるので、医療者と患者の双方で経験値を上げていくしかないですね。
頑張ります!
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