補助人工心臓体験記

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僕の映画記録「明日の記憶」

僕の映画記録「明日の記憶」

渡辺謙と樋口可南子などが演じる本作品。

昨年秋頃から何度か見ようとしていましたが、途中で辛くなってしまい見るのをやめてしまいました。

けれども、なんだか「今」見なきゃならない気がして何度もチャレンジしていました。

おそらく5回目のチャレンジにして最後まで見ることができました。

この記事は2016年7月10日(VAD装着514日目)のリライト記事です

私が共感したところ

私は若年性アルツハイマー病ではありませんが、この映画のストーリーは自分の闘病と重ねずに見ることはできませんでした。

本人や家族に沸き起こる様々な葛藤。

何より、記憶が無くなっていくという部分に共感せずに要られません。

私の心の中には未だに記憶を失った時の恐怖が残っています。

4月に倒れた際には家族の名前や顔も思い出せなかった。

あの状態が続いていたら自分はどうなっていただろう。また起ったらどうしよう。

考えたくもないことですが、どうしても考えてしまいます。

楽しくVAD生活を送っていますが、心の中は決してハッピーな訳ではなかったりします。

映画「明日の記憶」

皆様も機会がありましたら是非どうぞ。

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。
僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。(訪れました)
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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