退院してから通院や買い物などで家族の運転する車に乗る機会が増えました。これまでほぼ私がドライバーであったこともありますが、運転席以外に座るのは思いのほか疲れる。
この記事は2015年7月24日(VAD装着162日目)のリライト記事です
シートベルト装着と原則後部座席
補助人工心臓を装着しているとシートベルトの干渉などが発生するため原則後部座席に乗る必要があります。我が家の車は街乗りSUVなので後部座席はリクライニング機能が搭載されていない、そのため体を起こした状態になりがちである。
そうするとブレーキ時に身体を支える必要が出てくるため意外と神経と体力を使います。特に腹部や背筋などに力が入るので貫通部にとっては大きな負担だと感じるます。
急ブレーキ時の懸念
シートベルトが機能するような急ブレーキ時には次のような影響がでると思っています。
- 貫通部の損傷
- ドライブラインの断線
- コントローラーの破損
- 頭部挫傷
まだVAD装着をして経験が浅いせいか、乗車中はけっこう神経を使っているので疲れます。例えるなら初めて公道を運転する人の助手席に座っているような感じと言いましょうか。
VAD患者にとって理想な車
今の自分にとって理想な車とはどのような機能がある車だろう?私なりに必要と感じた機能を取り上げてみます。
後部座席のリクライニング機能
背もたれに上半身の重さを預けられる程度の角度があるとよさそうです。どうしても背もたれが立っていると乗車中に神経や体力の面を使うのでリクライニング機能が欲しいところです。貫通部の具合がよくなかったりするとリクライニング機能がないと辛いかも知れませんね。
後部座席のスライドドア
VADを装着しているとコントローラーを含めて荷物が多くなります。スーパーなど狭い駐車スペースによってはヒンジ式ドアだと乗降が難しくなります。また、ドアを閉める際のドライブライン挟み事故を防止する面でもヒンジ式ドアよりスライドドアの方が理想かと思いました。
個人的にはミニバンが乗り降り含めてVAD患者に優しいと感じました。個人的には後部座席がリクライニングできてスライドドアが装備されたトヨタのシエンタもよさそうですね。
コメントはこちら