補助人工心臓体験記

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家族との別れ、切ない日

家族との別れ、切ない日

柴犬の来夢君は弟が選んだ犬で私が高校生の頃に我が家にやってきました。

幼犬時代の柴犬
フィルム写真に98年の文字

弟はどんなに天候が荒れていようと、犬を飼う条件であった散歩を毎日欠かすことなく行っていました。ワンとしか言えないながらも頑固な性格がにじみ出る犬でした、それも今となっては懐かしく思えます。

この記事は2015年7月30日(VAD装着168日目)のリライト記事です

長生きた柴犬

我が家に来てから約17年という長い付き合いでしたが、昨年夏頃からは老衰も激しく、私が入院する直前には散歩もままらないほど足腰が衰え、目もほとんど見えていませんでした。

耳も遠くなっていたようで、しゃべりかけてもほとんど聞こえていなかったようです。昼夜を問わず鳴いていたので、おそらくそれすらも分からなくなっていたのでしょうね。

私も心不全で苦しい思いをして死の淵をさまよいましたが、緩和ケアを受けられない彼は相当苦しい最後だっとのだと思います。今日、来夢君は火葬されて小さな骨壺に納まって帰ってきました。

やはり切ないですね。
自分の苦しみを来夢君が少し肩代わりしてくれていた、そのな気さえします。

弟も同じ拡張型心筋症で既に他界していますが、上の世界ではきっと久しぶりの再会を果たしていることでしょう。上の世界も賑やかになっていることを祈ります。

弟の墓参りに訪れる来夢君と私

私はまだ二人と再会することはできません。長い歳月を経て再会しましょう。

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。
僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。(訪れました)
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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