補助人工心臓体験記

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VAD患者、みんな大好き消毒液のアレコレ

VAD患者、みんな大好き消毒液のアレコレ


私がドライブライン刺入部で使っている消毒液は「ステリクロン®W液0.1」です。消毒液の種類は病院や傷の状態によって様々のようであり、全国のVAD患者がみんなが一様にステリクロンを使っているわけではありません。
同じようなアルコール系消毒液(クロルヘキシジン製剤)としては

が使われているようですね。
ヨウ素系消毒液を使われているところもあると聞いています。

井戸バド会議を立ち上げた当初は在宅物品や消毒手技の違いなどで大いに盛り上がっていました。年末の年越し井戸バド会議ではそれぞれが消毒液のボトルを片手にカウントダウンしたり…

この記事は2018年10月17日(VAD装着1,343日目)のリライト記事です

開栓後の使用期限は?

病院の指導もそれぞれかと思いますが、私は月に4本の消毒液(ステリクロンW液0.1)が支給されています。退院当初はこんな悩みがありました。

消毒液が余るんですけど…

一回の処置に使用する消毒液の量は綿球が入ったカップが浸る程度、1ヵ月で1本目のボトルすら使い切らない状態でした。こんなに余るのだったら翌月はいらないのでは?そう思ってVAD看護師へ聞いてみた次第です。

無知なVAD患者に看護師は分かりやすく説明してくれました。
結論から言うと

・使い切らなくても1週間を目安に新しい物へ交換する
・不潔(汚染)になったと感じたら新しい物へ交換する

ということでした。
ここで言う不潔とはボトルの口部分に手などが触れてしまった場合のことです。

なぜ1週間で新しい消毒液に交換するのか?

消毒処置のために少なくとも1日1回は蓋を開けますが、その際に微生物が混入するリスクがあるそうです。また、ステリクロン自体もそこまで強い消毒液ではないため、混入した微生物で中身が汚染されてしまうこともあるようです。

そのようなことが起きないように1週間を目安に交換をしてくださいとの説明を受けました。だから月に4本の消毒液が支給されるんですね、納得いきました。

そのあと、色々と消毒液について調べてみたところクロルヘキシジン製剤は抗微生物スペクトルが狭いことを知りました。

抗微生物スペクトル?
私もそんな言葉をはじめて知りました

参考にした資料
・ヨシダ製薬)
 消毒液テキスト 第5版
 ‐  A 抗微生物スペクトル早見表

私は消毒液の蓋を開ける際には人一倍、二倍気を付けています。

蓋を開ける前はボトルも消毒する

保管場所にもよりますが、意外にボトル上部に埃が溜まることに気が付きました。消毒を始める前には机の天板をアルコールで拭きますが、その際に消毒液のボトルやキャップもアルコールで軽く拭くようにしています。
ほんの数秒の手間でリスクを軽減できるのであれば、私はその手を抜くことはしません。

※あくまで個人的なこだわりなので、有効かどうかは分かりません…

使用期限をキャップへ記入する

キャップ上部に開栓日と7日目の日付を記載して、期限が過ぎたら廃棄しています。廃棄といってもトイレや浴室の掃除で使うだけです。
 なお、メーカーでは開封後の使用期限について下記のように掲載されています。

クロルヘキシジン(ステリクロン®、ヒビテン®など)、ベンザルコニウム塩化物(ザルコニン®、オスバン®など)および両性界面活性剤(サテニジン®、テゴー51®など)では、10%液などのみならず希釈・滅菌済みの製品であっても、製品容器に記載の使用期限まで使用可能です。ただし、希釈・滅菌済み製品で、注ぎ口に手指などが触れた場合には廃棄としてください。

引用元:健栄製薬 開封後の使用期限は?

私のようにそこまで徹底する必要はないかもしれない。しかし、私はこれをやらないと何だか気持ちが悪いので、これからも消毒毎に「菌よ、立ち去れ~」と儀式をやり続けます。

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。
僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。(訪れました)
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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