補助人工心臓体験記

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電車にヤバい奴が乗ってきた

電車にヤバい奴が乗ってきた

今日は11時頃に家を出て、電車とバスを乗り継いで通院してきました。
電車内ではVADのコントローラを膝の上にメリ込ませて、いつも通り周囲からの視線を感じながら時を過ごす。

この記事は2018/8/31(VAD装着1,296日目)のリライト記事です

電車内でVADを抱える

そりゃ、電車内で「補助人工心臓」と書かれた得体のしれない物を抱えている奴がいたら普通は見るでしょう。
「何だかヤバい奴が乗ってるな」と思われたのかもしれませんが、周囲からの視線を集めた時点で私の勝ちだ。

昼食は残念賞?

中途半端な時間帯だったこともあり、バスへの乗り継ぎ途中にあるおむすび権兵衛にてサクッと食事を済まして病院へ向かいました。
あまり食欲もなかったので適当に「わさび海苔玄米」というおむすびを注文したのだが、次回は別の品を注文しようと思った。

外来での待ち時間

胸の手術跡を確認するだけの外来だったので、検査は採血とレントゲンという簡易メニューであった。
サクッと診察を受けて帰りたいところでしたが、やはり長椅子で待っている時間が一番長かった。外来は忍耐なり。

ワーファリンの救出

入院中に預けていたワーファリンの入ったタッパーを預けていたのだが、退院時に返してもらっていませんでした。
入院病棟で無事にワーファリンの入ったタッパーを返してもらったのだが、「爪切りが入っていましたよ」と言われた。

ワーファリンが入ったタッパー

これは私のピルカッターだよ。

市販の安いピルカッターが微妙な使い勝手だったので、直線刃の爪切りをピルカッターとして代用している。
爪切りなだけによく切れます。
本来は爪を切るために生みだされた道具だが、この爪切りは一度も爪を切らせてもらえない可哀そうな道具だ。

ワーファリンの服薬量

爪切りで錠剤を切る

ワーファリンの服薬量はコアグチェックというPT-INR値(血液が固まるまでに要する時間)を調べる機械で測定し、その結果によって変化する。
私の場合は自宅で週2回ほどINR値を測定しています。

自己測定した結果を病院へ電話報告し、ワーファリンの服薬量の指示してもらう流れです。
ワーファリンの服薬量は0.25mg単位になることが多いため、一番小さい0.5mg錠のワーファリンは半分に割る必要が出てきます。

このピルカッターは錠剤を固定することができないので慣れを要するが、私の心臓移植待機生活にはなくてはならないアイテムだ。

胸にムカデが!?

帰り道でふざけた写真でも撮ろうかと思っていたのだが、普段の真面目さが写真に現れてしまったようだ。
後から写真を見たらまるで胸にムカデが這っているいるような絵面になってしまった。

来週は心エコー検査で再度通院してきます。

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。
僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。(訪れました)
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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