こんにちは、イシイサトルです。
1年ほど前から心臓移植後の通院方法について悩んでいます。
当初は公共交通機関を「バス→電車→バス」と乗り継いで通院することを想定していたのですが、周囲の先輩移植者や医療従事者からも『イシイさんの通院距離・経路なら車がいい』と言われています。
確かに利用する路線はすごく混雑するし、駅での人の往来も激しいです。
新型コロナウイルスの流行も重なってしまったので、もはや公共交通機関を使って通院するという選択肢は僕のなかでは無くなってしまいました。
そんなことで「どんなクルマに乗ろうか?」というワクワクしながら中古車サイトを見たりする反面、「購入資金をどうしようか」という超現実的な悩みも抱えているわけです。
その前に退院しなきゃ話にならないんですけどね。
細菌・ウイルスに脆弱な体との付き合い方
心臓移植を受けて退院する僕の心臓は自己の免疫から守るために免疫抑制剤を服薬します。
それは外部の細菌・ウイルスに対して脆弱になることでもあるため、身の回りは出来るだけクリーンであることが望ましいとされています。
例えば退院するまでに自宅環境もクリーンにする必要があります。
浴室やエアコンはカビがすごいですからね。
入院する直前、自室以外のエアコンを自分で丸洗いしましたがやはり多少なりともカビは付着しますね。
あれからエアコンを利用していませんが、それでも掃除は必要かと思います。
でも脆弱な僕の体では掃除することはできないので、昨年4月頃におそうじ本舗 にてエアコン3機、浴室、キッチンなどの水回り掃除の見積もりを取得しました。
僕が退院するまでに依頼する予定でいて、掃除費用分の現金を実家に預けています。
そのような細菌・ウイルスとの接触を減らす必要があるので、まだ先の話ではありますが通院のためのクルマ探しをしていたりします。
僕のクルマ選びのコンセプト
長期VAD生活によるイシイ家の財政悪化と新型コロナウイルスの流行という社会的変化、それらの状況にマッチした車を選択する必要があります。
具体的には
- 普通車
- 4年落ち車
- 走行距離が4万キロ以下
「普通車」である理由
普通車としているのは、軽自動車では後部座席の安全を確保できないことが大きな理由です。軽自動車の後部座席の安全性は僕が思っているだけで最近では改善されているのかも知れませんけどね。
普通車は税金が高い、贅沢ではないか!
と言われるかも知れませんが、ありがたいことに僕は身体障害者手帳により自動車税45,000円が減免になるので、あえて軽自動車を選択するメリットが少ないような気がします。
「4年落ち車」である理由
車は不要かな?
そのように考えていましたが、先が見通せないので6年乗れることを想定しています。
僕が思うクルマのコンディションは金属の状態ではなくゴム類が生きているかどうかだと思っています。
ゴム類は走行距離が短くてもどんどん経年劣化して弾力性がなくなっていくんですよね。
ブッシュやブーツ切れなど、修理部品そのものは安くても工賃がかかりますからね…
僕の考える中古車の狙い目は「新車の車検落ち車」ですね。
感覚的な基準ではありますが車の寿命を10年と考えるのであれば、6年間乗り続けたときに10年落ちになるように「4年落ち車」を選択肢の下限として設けてみました。
「走行距離が4万キロ以下」である理由
僕は「年間1万キロの走行なら許容できるかな」という感覚を基準に、「4年落ち車」=「走行距離4万キロ以下」という条件を設けました。
気になったクルマの紹介
中古車業者のサイトやアプリを巡回して、その中で気になったクルマをいくつかピックアップしてみます。
日産 マーチ
凄くやすいけど、内装がかなりきなたかったです。
クリーニングはしてくれるでしょうけど…
センターコンソールが空っぽなので、購入後には少しお金がかかりそうな一台です。
緑色のクルマ、いいですね~
リボンでもつけますか?
マツダ デミオ
欧州車っぽい雰囲気のあるマツダも探してみましたが、デミオでもそれなりの価格ですね。
今はデミオという名前ではなくなったんだっけ?
トヨタ パッソ
以前、代車でこのクルマが割り当てられました。
私は後部座席でしたが、意外と悪くないんじゃないと思いました。
価格的にも丁度良いので、マーチかパッソの二択になりはじめています。
番外編
トヨタ コムスという一人乗りの電気自動車も少し気になりました。
通院先が遠くないのであれば通院専用車としてもアリだと思いますが、航続可能距離が50kmということなので僕はパスです。
新人移植者が中古車購入時に気を付けるべきことは?
中古車であればシートクリーニングとエアコンフィルターの交換は必須かと思います。
個人的にはエバポレーターの洗浄も必須だと思っています。
エバポレーターって何?という方は、コチラを見ていただけると分かりやすいかと思います。
なので、新車に比べるとその他の費用が多くかかりそうですね。
新車のほうが精神的にも安心して乗れますが、残念ながら僕に新車を買う余裕はありません…
「こんなクルマの探し方もあるよ」というアドバイスがあれば、コメント欄で教えてくださいね。
これから車・バイクを手放されるVAD患者さんへ
中断証明書は取得済みですか?
心臓移植後、再び車・バイクを乗ることを見据えているのであれば任意保険の解約時に「中断証明書」を取得することをおススメいたします。
中断証明書を取得しておけば、10年間は等級を次に契約する任意保険に引き継ぐことができます。中断証明書の発行には解約から6ヵ月以内などの規定があります。
※詳しくはご加入の保険会社へお問い合わせください。
僕は自動車の任意保険の中断証明書は取得しましたが、バイクの任意保険では中断証明書を取得し忘れました。(気が付いた時には半年が過ぎていました…)
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