補助人工心臓体験記

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今だから言える『補助人工心臓ブログ』の失敗談5選

今だから言える『補助人工心臓ブログ』の失敗談5選

こんにちは、イシイサトルです。
僕はブログをはじめて7年間目となりますが、はじめから沢山の方に見られていたわけではなく、開設当初は100PV/月くらいだったと思います。アクセス数を増やすことを目的にしてしまうとブログの本質からずれてしまい迷走してしまうんですよね。
SEO対策などにおける小手先のテクニックに走ったりと…

そんな失敗だらけの僕が補助人工心臓ブログで経験した失敗談を5つお伝えいたします。

失敗談①『心理的ハードルが上がって書けなくなった』

当たり前のことですが、ブロガーにとって最も大切なことは『記事を書く』ことです。
一般的には2,3日に1回の更新が理想とされていまが、僕はブログをはじめて3カ月目あたりから更新頻度がグッと落ちた時期がありました。
そんな中である事実に触れた事により、短くてもいいから記事を書く癖をつけるようになりました。

初心者ブロガーが結果を出せない大きな理由

初心者ブロガーは新入社員とよく似ています。
新入社員が何もできないのと同じように初心者ブロガーが結果を出せないことも当たり前なのです。
新入社員は何年かすれば実力をつけて業績に貢献するようになってきますが、ブログを書いているあなたはどうでしょうか?

出社しない人は成果が出ない

新入社員は毎日の業務を熟すことで仕事を覚え、数年後には業績に貢献するようになってくるでしょう。
ここでは簡単に『出社』という表現に置き換えてみましょう。
初心者ブロガーにとっての『出社』とは『ブログを書くこと』です。

ブログが伸びないと思っている貴方、もしかして『出社』をサボっているんじゃないですか?
そうであればブログが伸びないのは当たり前なことです。

初心者ブロガーの特権

初心者ブロガーも新入社員と同様に出社していれば自然とブロガーとしてのスキルは向上します。
そして、新入社員と初心者ブロガーには『失敗が許される』という特権があります。
初心者ブロガーは周りの反応を恐れずに半年間は記事を書き続けることが実力を伸ばす最短の方法だと思っています。

ブログとは?

ブログは記事の集合体です。
つまり、記事が少なければブログとしては成立しないのです。
そのためにも半年間は記事を書き続けることが必要となってきます。

心理的ハードルを下げる方法『ブログは怖くない』

ブログの良いところは記事を出した後にいつでも修正できることです!
だからこそ安心して駄文を放り出しましょう。僕も補助人工心臓体験記をはじめた当初は多くの駄文を作りました。
その時は至って真面目に書いていたのですが、1年後に読み返してみると、どうしようもない記事だらけで恥ずかしい思いをしました。
でも、それらを気付いた時に直したり記事を消したりできるのがブログの強みなんです。

まずはブログに慣れることが大切です
どうせ最初に書いたブログ記事なんか大して読まれないんですよ!

初心者ブロガーを卒業する日

ブログを書き始めて半年を過ぎた頃には100記事くらい執筆しているかと思います。その時に記事を書くこと自体が目的化しているようであれば、一度立ち止まってみてください。

私は何のためにブログを書くのか?

その時感じた気持ちを大切にすれば、あなたがブログをはじめた本質から外れることもないでしょう。
しかし、長くブログを続けていく上では様々なテクニックを学ぶ必要もあり、学んだテクニックを実践しなければブロガーとしての実力は付きません。
ブログを本質から外れることなく続けるためのポイントは次の2つです。

  • ブログ記事を書き続けること
  • 半年に一度「私は何のためにブログを書くのか?」を確認すること

コメント
僕は心臓移植待機生活が長くなってきているので書けないことも多くありますが、やはりブログ記事をイチから書くことは面白いです。
読み手も古い記事より、直近の記事を求めているのは分かり切ったことなので、これからも新しい記事を書いていきます。

失敗談②『ブログ名(サイト名)が分かりにくかった』

ブログ名は客観的にみて覚えやすい名前がベストだと思います。
覚えやすい名前ほど読者が共感したくれた際に、その人から紹介しやすくなるからです。

僕のサイトでは当初『拡張型心筋症 補助人工心臓体験記』という名前を付けていました。
同じ病気の方をターゲットに据えていたので『拡張型心筋症』という文字を入れていたわけですが、長くて覚えにくいですよね。そんなことがあって後から『補助人工心臓体験記』という名前に変更しました。
これが僕の二つ目の失敗談です。

途中でブログ名を変えてもいい?

ブログ名は基本的には変えない方が良いと思います。
何故かと言うと、ブログ名を人の名前に例えて考えてみてください。
「岩谷」が結婚して「鈴木」という姓に変わったら、運転免許証などの氏名変更が発生すると思います。

  • 国民健康保険・国民年金
  • パスポート
  • クレジットカード
  • 銀行口座
  • 生命保険・損害保険

ブログ名変更による思わぬ影響範囲

ブログ名を変えるということことはその他周辺との整合性を維持するために調整が必要になったりします。
僕の場合は次のようなことを対応しました。

  • ブログ記事内でのブログ名の修正
  • 被リンク元への掲載リンク名の変更依頼
  • Facebookページ名の変更
  • 名刺の刷り直し

補助人工心臓体験記の場合は「岩谷」が「鈴木」というように全く違う名前に変わったわけではなかったので、あまり大きな変更は必要ありませんでした。
もしブログ名を変更するのであれば、ブログ以外での影響について考えてみると後悔しなくて済むと思います。

どんなブログ名を付ければいいのか?

SEOなどのテクニック的なところを抜きにして、僕としては『自分が気に入ったブログ名』だと思っています。
ブログをはじめた当初は記事を書く習慣がないので、記事を書くためのモチベーションが大きな支えになります。
そのモチベーションを維持するためにはテクニック云々ではなく『自分が気に入ったブログ名』であることも重要だったりします。

『途中でブログ名を変えたいな~』と思ったら、変えてみてもいいんです。
ただし、先に書いたように僕の経験からもブログの記事数や知名度が上がる前に変えたほうがよいと思います。

影響力のあるブロガーは慎重に判断すべし

長くブログを続けているとWebニュース、テレビなどでブログ名が掲載されることもあります。
それらはサイトにとって貴重なPR源になるわけですが、ブログ名を途中で変えてしまうとそれらの力も活用できなくなる場合があります。
僕の場合は『拡張型心筋症 補助人工心臓体験記』から『補助人工心臓体験記』に変わっただけで、どちらでも意味が通じたので大きな影響はありませんでした。

失敗談③『ドメイン名が長すぎた』

補助人工心臓体験記を開設した当初はドメイン名を取得していませんでしたが、サイトの将来的なビジョンを考えたときに『ドメイン名を取得しよう!』という考えに至りました。今でもそのドメイン名は有効でサイトも残っていますが、非常に長い名前を付けてしまいました。
https://www.shabondama-factory.com/

当時はドメイン取得の知識もなかったので、シャボン玉工房という実際には存在しないけど『あったら夢があるよな~』という感じでドメイン名を決めました。
しかし、これは大きな失敗でもありました。

長いURLを覚えられない

一昔前までは、URLを直接入力してサイトを閲覧することも一般的でした。
僕が現実世界で活動する際にはブログのURLが記載された名刺を配っていましたのですが、名刺を受けとった人からすれば長いURLは入力が面倒なんですよね。
入力が面倒ということは名刺から実際にサイトを見てみようという気持ちを削ぐには十分過ぎるものでした。

今ではQRコードが一般にも普及して、長いURLであってもさほど問題にはならないとは思います。
※2015年当時はスマホでQRコードを読み取ることも一般的とは言い難い状況でした。

リンクシェアした時の文字数が多くなる

僕のブログの場合はTwitterでの影響が顕著でした。
日本でのTwitterの文字数は140文字と制限されているため、記事URLをシェアするだけで50字くらいを消費していました。そうすると内容についてあまり書くことが出来なかったのです。

今では短縮URLを提供するサービスを活用することで長いURLでもさほど問題はありませんが、先に述べた理由からもドメイン名はある程度短いものである方が望ましいと感じます。

おススメは『短くてブログの内容が推測しやすい名前』

僕はこの補助人工心臓体験記をリニューアルする際に新しぃドメイン lvad.blog を取得しました。
ドメイン取得時に意識したことが次の3つです。

  1. ドメイン名が短いこと
  2. ドメイン名からブログ内容を推測しやすいこと
  3. そのドメインが使われていないこと

補助人工心臓体験記では『補助人工心臓』と『体験記』という二つのワードに置き換えることができます。
英語にすると『lvad』と『blog』です。
これで「1.ドメイン名が短いこと」と「2.ドメイン名からブログ内容を推測しやすいこと」の二つを満たすことができました。

名前が決まったら空きがあるかチェックする

ドメイン名が決まったら、実際にそのドメインが取得できるのかを確認する必要があります。
ドメイン名は早い者勝ちで、既に誰かに使われていたら取得することはできません。
ドメインによって取得費用や空きが異なるので、気になったらドメイン取得サービスで取得したい名前を検索してみることをおススメします。

補助人工心臓体験記では2016年に誕生した「ブログ」を表す.blogドメインで取得しています。
新しいドメインでは自分が考えた名前に空きがあるケースが多いので、.comや.netというドメインにこだわりが無ければ.blogは穴場的ドメインだと思います。

.blogは、ブログでの使用を目的としたジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)である。.blogドメインは、WordPress.comを運営しているAutomatticによって運営されている。

引用:Wikipedia .blogより

新しく設立されたドメインはSEO的に良くないと言わることもありますが、それは高次元でのわずかな差だと理解しています。どんなドメインであっても、ブログサイトとしてターゲット読者に内容のある記事を提供し続けていけばある程度の検索順位も上がってくることでしょう。

失敗談④『匿名でブログをはじめてしまった』

僕がブログを書き始めた当初は『プチ』という匿名で書いていました。
匿名で書き始めたことには深い理由があって、現在は実名で活動しています。
実名に変更した理由は過去記事心臓移植待機生活 第一楽章のはじまりを参照ください。

匿名と実名での違い

匿名のブログ記事を否定する訳ではありませんが、僕にとっては匿名で発信し続けることのデメリットの方が大きかったのです。
というのも新聞やテレビなどの取材を受ける際には実名であることが望まれます。
その新聞やテレビを見る方も実名の方が信ぴょう性があり、共感できたりしますよね。

実名発信は情報発信者の覚悟の違い

実名でブログ記事を書くことには大きな覚悟が必要となります。
僕は最悪のケースを想像して、それを受け入れることを覚悟しました。
私の場合はブログをはじめてから覚悟が決まるまでに1年も時間を要したのです。
けれども覚悟が決まると不思議と怖くないんですよね、どう転んでも最悪以上の最悪にはならないのですから。

また、実名で活動するということは社会人としてのコンプライアンス意識をしっかりと持つ必要があります。
それらが欠如した暁には大きな代償を払うことになります。
実名でのブログ執筆はある種の自制が求められ、執筆の難易度が上がります。
しかし、その環境下で仕事の実績(ブログの執筆数)を増やすことは、将来的な信頼を獲得するためには必要不可欠なことです。

半年や1年で成果を出すことを目的とするのであれば匿名の方が優れているのかも知れませんが、私のように10年先を見越して発信している方にとっては実名の方が得られる恩恵が多いと思います。。

実名で書くことおススメできる人

将来的なビジョンがハッキリしていて最悪の状況を受け入れられる覚悟のある人であれば、匿名ではなく実名でブログを書くことをおススメします。
匿名から実名にスイッチするのであれば、早めのタイミングが良いかと思います。

失敗談⑤『ブログ以外に力を入れていなかった』

今となってはFacebook、Twitter、YouTubeなどを使っていますが、当初はブログの発信だけをしていました。
ブログの発信だけでは他のサイトにリンクを貼ってもらうか、Google検索に表示させるようにするぐらいしか方法がありませんでした。しかし、それには魅力のある記事を沢山作らなければならないので、認知してもらうためには時間もかかりました。

当時は自身の病気のことをSNSで発信する習慣がなかったのですが、今は『やっておけばよかったな~』と感じています。今はブログの発信チャネルを増やすためにSNSを取り入れていますが、僕にはブログが適しているなと思うのです。ツイッターでは140字しか書けないけど、この記事は5000記事あるし…

つまり、ご自身の発信スタイルに合わせてSNSを活用するのが賢い方法なのでしょう。
僕は2021年4月10日時点で次のような発信チャネルを持っていますが、それらをうまく活用していくのが今後の課題でもあります

結論『ブログは失敗してもよい』

ブログに失敗したとしても一部の例外を除き命を取られることはないでしょう。
失敗してもよいのがブログの特徴でもあります。
補助人工心臓体験記では失敗ができるDemo環境があるので、そちらで実際に記事を書いて失敗してみてはいかがでしょうか?

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。
僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。(訪れました)
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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