補助人工心臓体験記

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絶食 8日間(ぐらい)

絶食 8日間(ぐらい)

絶食って、絶食なんですね。なんか口に入れることもなく、最小限の水分以外は、ただただ、時間を過ごすことになります。

元気ではなかったので、絶食も苦でもなかったです。

入院までの経緯は、ここから。

身体を起こしているのがつらい

病衣に着替えて、すぐに横になりたいぐらい、ぐったりしてきました。

どうも、貧血らしいです。

頭は、廻ってません。横になりたいだけです。

で、机の上に札が置かれます。

欠食は、今晩だけ。長くても、明日朝ぐらいまでとか思ってました。

配膳される音は、カーテンの向こう側でしています。私のカーテンは、その近くを通り過ぎる看護師さんが起こす風で揺れるだけです。

しばらくしてから、輸血が始まりました

日にちの感覚は、あんまりなく、ボーっとだけしてました。

いつもは、サクッと入る点滴のルートも、苦戦してるようです。

まず、1単位?入れてもらいましたが、その後の血液検査の結果で、さらに貧血が進んでいるようです。

その後、さらに2単位?の輸血をすることで、若干回復しました。

たぶん、どっかで、出血してるんじゃないということです。

「どこ?、今は鼻血も止まってるし?、どこ?」

下から出血してると、便の色は、赤いか、黒くなるらしいけど、鉄剤をもともと飲んでると黒いままです。

出血の箇所を探す旅に出ます。

まず、胃カメラ

検査のために、絶食することになるんですが、もともと絶食だったので、そのまま検査に進みます。

先生に、奥の方まで検査しますねって言われて、

VADを入れる前の胃カメラ検査で、鎮静をかけることができないくらい弱ってたみたいで、きついかったのを思い出し、ダメもとで、鎮静だけはかけてほしいと要望しました。

要望は、通りました。検査は好きなだけお願いします。寝てますから。

結果は、なんの問題もなかったです。

何の問題もなかったのは、よかったですが、原因が分からない状態が続きます。

上からは、問題ないと、次は下からです

胃カメラ同様、絶食します。そして、下剤をありがたく頂戴します。

検査当日の2Lの「ニフレック」は飲みにくいです。下剤です。

気を紛らせつつ、時間通りに飲み終えました。

検査ができる状態になったことを看護師さんに伝えて、検査室からの呼び出しを待ちます。

予定時間を大幅に遅れましたが、呼ばれました。

検査室では

これに着替えてくださいとお尻の部分に大きな穴の開いた検査着を渡されます。

少し離れますので、着替え終わったから声かけてくださいとは言われますが、終わりましたと声をかけた私の姿は、ズボンが破けたを通り越した姿をさらすことになります。

何度もしてるとマヒしてくるんですが、最初見たとき衝撃が走りました。

男性用パンツを前後逆に掃く感じです。

そのまま、検査が始まろうとしたので、鎮静をお願いして、主治医同席のもと検査が始まりました。

検査が始まる前には、眠りにつきます。

ポリープがあります。そこに出血の跡が見られます

ポリープがあるのは、VAD付ける前の検査でも分かってました。悪性でもないことも分かってました。

もともと心筋梗塞から始まってるので、血液をサラサラにする薬を飲んでましたので、ポリープの切除は、急がないので、移植後にということになってました。

そこに、出血痕が見られたようです。

消化器の先生は、ポリープ切除に消極的でしたが、その検査後も貧血が進んでいくので、主治医の判断で、切除することになりました。

2度目の「ニフレック」

慣れません。美味しくいただけません。

パンツを前後逆にして履き、ポリープ切除を受けます。

無事何個か切除して、生検にも出しました。

無事終わりました。

では、無かったのです。

3度目の「ニフレック」

生検に出したものは良性で問題なかったです。

ですが、処置がうまくいってるかの検査をすることになりました。

3度目の「ニフレック」です。

慣れないですね、この味、量。

氷で割ったら若干飲みやすくなるんですけど、コンビニまで買いに行けるわけでもなく、いつも通り、常温です。

3度目の検査では、小さいポリープも縛って処置を追加してくださったようです。

お陰様で、貧血は改善方向に

8日間?の絶食期間での検査や処置のおかげで、その後、食事が復活して、貧血も、ほんの少しずつ、改善を示し始めました。

しんどくなったときは、鏡の前で、下瞼をめくって貧血かどうかを確認しましょう。

貧血になっているという、ほんの少しも考えて無かったです。

この記事の著者

やす☆HVAD
2020年1月22日に、#補助人工心臓 ( #HVAD )を装着して、#心臓移植 待機中。その時々の迷いごとや、今を綴っていきます。

twitter https://twitter.com/HVAD58656124/

COMMENTS & TRACKBAKS

  • Comments ( 7 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By すすめナマケモノ

    こんにちは。ブログ、拝読させていただいています。

    少し前にご入院されている様子だとは思っていましたが、絶食やポリープ切除など大変でしたね。良性のポリープで一安心です。
    ご経験をシェアしてくれてありがとうございます。

    実は、私の連れ合いにも大腸ポリープがあり、VAD後の人間ドックで便潜血検査(+)となったため、このポリープをどうしようか迷っています。

    サイズ的には様子見でもいいけれど、移植後にこのポリープが癌化しないとも限らないし、移植後に癌化した場合免疫抑制剤を使用しての生活なので手術が難しいのではないかと、消化器外科医のご意見。
    循環器内科医は、内視鏡でポリープ切除もできるけれど、コアグコントロールが必要とのこと。内服のワーファリンとバイアスピリンを休薬して、ヘパリンで抗凝固管理しなければならないとのこと。

    入院初日から内服の抗凝固剤を休薬してヘパリン管理して、コアグコントロールが安定して内視鏡手術ができるまで約1週間、内視鏡手術で完璧に止血した後に内服の抗凝固剤に切り替えて(←この辺りのコアグのコントロールが不安定な場合は入院日数がかかるらしい)、内服でコアグが安定したら(5日ほど)退院、らしいです。内視鏡で切除術を行う場合、コアグコントロール含めて2週間は入院が必要とは聞いています。
    その2週間の内に、絶食は一体何日何だろう…?ドキドキです。

    • By やす☆HVAD

      すすめナマケモノさん、心配ですよね。

      出血箇所が特定するまでは、私の場合はずっと絶食でした。

      3回目の大腸検査・処置の前には、食事が始まり出したので、その時のことをお伝えすると
      前日の朝、昼は、たぶん、よくすりつぶした流動食のようなものでした。
      夕食は、200㏄弱程度の栄養ドリンク1本というレベルの絶食だと思います。

      処置後は、様子を見て、すぐにおかゆ系からの食事はすぐに始まりました。

      だから、トラブルなければ、正味1日程度の絶食だと思いますよ。
      何日も絶食することは無いと思います。

      検査・処置には時間がかかりませんが、前後のコアグコントロールに時間がかかりますね。

      絶食より、「ニフレル」を飲む方が気合要ります。

  2. この記事で私も年一で大腸検査を受けていることを思い出しました。
    ネタ便乗させていただきます!

  3. By すすめナマケモノ

    >やすさま

    連れ合いのことは心配ではありますが、
    やすさんが、胃カメラや大腸検査(+ポリープ切除)した体験を書いてくれたおかげで、なんとなく見通しがつきました。

    やすさんこそ、どこに出血があるのかがなかなか判明しなくて、心配だったと思います。回復してブログ投稿してくれて、私は、嬉しいです。
    ありがとうございます。

    • By やす☆HVAD

      ありがとうございます。
      ただただ、ボーっとしてただけです。
      今年の正月は、久しぶりに自宅で過ごせました。

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