補助人工心臓体験記

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【書籍紹介】移植人生のための患者・医療者マニュアル

【書籍紹介】移植人生のための患者・医療者マニュアル

とある書籍を購入しましたのでご紹介させていただきます。

書籍名:移植人生のための患者・医療者マニュアル
監修:一般社団法人 日本移植学会 医療安全委員会
発行年:2024年9月12日
主な内容:

  • 移植患者と医療者の絆を深めるための座右の書!
  • 患者および家族の方必読の書!!
  • 医師、看護師、コーディネーターなど、医療従事者必携!!
  • ドナーやレシピエントの本音を掲載!

補助人工心臓体験記の作者が読んだ感想は?

この書籍は、患者やその家族が必要とする情報を幅広くかつ体系的にまとめており、初めての一冊として強くお勧めできます。特に「付録2 費用と社会保障」では、誰もが頭を悩ますであろう移植登録時、待機中、移植時、移植後にかかる費用や公費助成制度について、各臓器ごとに丁寧に記載されており、移植を検討しているご家族にとって非常に有益な内容となっております。必要な情報を一冊に凝縮した本書は、患者や家族が移植と向き合う上での頼もしい味方となることでしょう。

イシイサトルの本音は?

私は補助人工心臓体験記を運営する一人の患者として、もしかすると一般の方よりも少しだけ多くの情報がインプットされているのかも知れませんが、この本を読んで「もし10年前にこのような本があったのなら…」と思いました。私は医療従事者との会話や、論文、講演会、日本臓器移植ネットワークなどの情報で学び、誰でもVAD交流会/井戸バド会議から患者・家族の生の声やノウハウを学ばせていただきました。
しかし、それは点在している情報に過ぎず、病と向き合う患者自身が理解・整理・活用するには非効率過ぎると言いますか・・・
それでも、非効率な方法だからこそより幅広い知恵も授かった訳でもありまして、「非効率=悪」という図式とは思っていません。10年前にこのような本があったのであれば、私と私の家族はもう少し穏やかに日々を過ごせたのだろうと思いました。

本書の「医療ネットワークによる患者と医療者の相互理解」では患者会、患者同士のネットワークについても触れられておりました。私のやって来たことは非効率だけど決して無駄な取り組みではなかったのかな。少しだけそう思えました。

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