補助人工心臓体験記

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iPhoneをデュアル回線化 – 楽天モバイル(eSIM)

iPhoneをデュアル回線化 – 楽天モバイル(eSIM)

こんにちは、入院してから1年半を迎えたイシイサトルです。

予想外の長期入院になっているわけですが、その生活の中で重要となってくるものが通信環境です。

テレビ好きの方であれば娯楽として病院のテレビカードを買うことでしょうが、私にはテレビカードの出費がもったいなくてテレビの電源を引っこ抜いてしまっています。(今はテレビのコンセントにスマホの充電器を刺しています)

テレビは大きな地震や事件が発生した時くらいしか見ないため、テレビのスイッチを入れるのは数ヵ月に1回ほどです。1年半の入院中に購入したテレビカードはたった2枚です…

テレビカード代は通信費へ回す

今となっては民放放送であれば殆どがインターネットで見れてしまいますから、テレビカードを買わない代わりにレンタルWi-Fiを借りています。

視聴時間当たりの費用コストもテレビカードよりレンタルWi-Fiの方が圧倒的に安いです。

しかし、いくらテレビカードより安いといっても携帯電話とレンタルWi-Fiではそれなりのコストがかかっています。

私の1カ月あたりの通信費はこれくらいです。

携帯電話(OCNモバイル ONE約2,000円
レンタルWi-Fi(縛りなしWi-Fi約4,000円
合計約6,000円

こんなにも長い入院を想定していなかったので、結果として今のレンタルWi-Fiは少々割高になってしまいました。

そのような状況があったので、昨年末くらいからレンタルWi-Fiの費用を安く抑える方法を考えていたわけです…

現在の通信環境を図にまとめるとこんな感じです。

そして、最近になってこう考えたわけです。

楽天モバイル un-limit Ⅴにタダ乗りすれば費用を抑えられるんじゃない?

楽天モバイル un-limit Ⅴに契約しようと思った経緯

楽天モバイルさんは広告をバンバン流しているので一度はCMを見たことがあるかと思います。

これは月額2,980円で通信が無制限(条件付き)、申し込みから1年間は無料というプランです。

一度は見放した楽天モバイルだが

既にMVNO(OCNモバイル ONE)を使っている私にとっては費用的に楽天モバイルへMNP(乗り換え)するメリットは薄かったんですよね。

それに楽天モバイルの無制限(条件付き)というのも曲者で、楽天モバイルの基地局以外は対象外なんですよね…

私にとってはリスクが大きい割に旨みが少ないので、いつの間にかMNP候補からは外れていました。

その楽天モバイルのun-limit が2021年3月いっぱいで終了して、un-limit という新プランに変わるというニュースが流れてきました。

私にとっては楽天モバイルはどうでもよかったのですが、こんな点が目につきました。

3/31日までにun-limit に契約すると
1年間無料で使い続けられる

どうにかして通信費を削減したいと思っていた私にとっては耳寄りな情報でした。

何で耳寄りな情報かというと・・・

iPhoneをeSIMでデュアル回線化すればお得じゃない?

eSIMとは?

eSIM(イーシム)は、スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIMです。

引用:楽天モバイル eSIMとは

iPhoneにはSIMカードが1枚しか入りませんが、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降は従来のnano-SIMとeSIMを使ったデュアルSIMに対応しています。

つまり私が現在使っているOCNモバイルONE回線と一緒に楽天モバイル回線も使えるのです。

図にまとめるとこんな感じです。

本当に楽天モバイルが使いものになるようでしたら、将来的にはレンタルWiFiを解約できるでしょうね。

ただ、こればかりは実際に使ってみないと分からないので申し込んでみました。

楽天モバイルの回線申し込み

楽天IDがあれば数分で新規回線申し込みは完了します。

eSIMなのでSIMカードの実物は不要ですが、開通確認の手続き上、QRコードの入った書類が郵送されてくるの待つ必要があります。

郵送されたきたQRコードをiPhoneで読み込んで設定することで、既存のキャリ回線を使いつつ楽天モバイル回線も追加(デュアルSIM化)することができます。

開通操作はちょっと不親切

楽天モバイルの新規回線申し込みは簡単でしたが、回線の開通操作はお世辞にもユーザーフレンドリーな説明ではありませんでした。

少なくともご自身でMNP(携帯回線の転出手続き)ができる程度のスマホ理解力がないと難しそうです、それが私の正直な感想です。

また、楽天モバイルは楽天自社のスマホ(Android)でのサービス提供をベースに設計されています。

つまり、Android向けの説明は懇切丁寧なのですがiPhoneに関しての説明は不親切な点が多かったと感じました。

とはいえ、30分ほどで無事に通信できるようになりました。

解約費用は?

1年間タダ乗りしても
どうせ解約費用がかかるんじゃないの?

私もそう感じたのでよく調べてみましたが、解約費用は掛からなそうです。

ただし、1年の期間限定キャンペーンなので、キャンペーン期間を過ぎてしまえば通常料金が発生します。

タダ乗りするのであれば解約手続きの時期を失念しないようにしておきたいですね。

iPhoneユーザーに自信を持っておススメできる?

すべてのiPhoneユーザーに楽天モバイルでのデュアル回線化をススメできるかというと微妙かな…

何で自信をもっておススメできないのかというと、iPhoneだと楽天の基地局を掴んでいるかどうかが分かりにくいんです。

楽天のエリア外だとパートナー回線(KDDI)経由で繋がるのですが、そちらはデータ通信無制限ではなく5GB/月の制限があります。

iPhoneユーザーが楽天モバイルのeSIMを使うようであれば、ご自身のスマホ技量とよく相談したいところです。

楽天モバイルの回線スピードは?

私はPCからの利用(テザリング)を前提としていたので、PCから回線スピードを計測してみました。
なお、今いる場所は楽天の基地局エリアです。(5Gではありません)

オフ時間帯

16時に計測した時には下り、上り、ともに10Mbps程度は出てました。

YouTubeで1080pの動画も観れました、ウェブも快適ですね。

ピーク時間帯

20時に計測した時には下りが1.5Mbps、上りが7Mbps出ていました。

YouTubeで1080pの動画は少しもたつきますが、そこそこ大丈夫です。

ちょうどブログ記事の作成をしていますが、それも全く問題ありません。

デュアル回線化で便利そうなこと

電話番号もついているので、その番号で発着信ができます。

今はメインキャリアの080から始まる電話番号楽天モバイルの070から始まる電話番号の両方が使える状況です。

太っ腹なことに専用アプリ(Rakuten LINK)で発信すれば通話料はタダで利用できます。(音声品質はまだ確認していません)

4月末に楽天モバイルが使えるかどうかをジャッジする

今日の夕方からはレンタルWiFiの電源をオフにしました。

とりえず、最低1カ月は使ってみないと評価を下せませんね、料金請求も気になるところです。

本当に実用(入院生活)に耐えるのであれば4月末にはレンタルWiFiを解約したいかな。

この記事の著者

Satoru Ishii
この補助人工心臓体験記の運営者です。
僕は拡張型心筋症で2015年2月にエバハートを埋め込み、心臓移植待機者になりました。
僕もいつかはVADを卒業する日が訪れます。(訪れました)
僕が成し遂げたいことは後継者を作ることではなく「当事者が声を上げていいんだよ」という雰囲気作りです。
これから先も地道に発信していきます。

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